妊娠中の旅行はやっぱりNG?私の「マタ旅」経験談
登場人物の紹介でも書いたのですが、私たち夫婦は旅行が大好き。
特に海外旅行が好きなのですが、バックパックを背負って行く激安旅ばかり…
結婚してから2人で言った海外は、新婚旅行「パラオ」、マカオ&香港、タイ
香港に行ったときなんかは、LCCのHONG KONG EXPRESSのセールで航空券が10円でした(笑)それに、重慶(チョンキン)マンションという、1泊3000円位(1部屋)の激安ゲストハウスに泊まったのでめっちゃ安~♪
海外だとこんな激安旅ばっかりな私たち夫婦なんですが、妊娠中となるといつ何が起こるかわからないので、なかなか難しいですよね。
今、妊娠中に旅行へ行くことを「マタ旅」というみたいですが、こちらも賛否両論あります。
旅行大好き、でも心配性な私の意見は「無理しない」
漫画「コウノドリ」をきっかけにマタ旅が議論されるようになりました。
夫婦2人でゆっくりと旅行に行けるのは今しかない!という意見。
海外旅行中に具合が悪くなったりしたら治療が遅れて、命に係わるからもってのほか!という意見も。
海外の場合、海外旅行保険では妊婦は適用されないので、もし仮に切迫流産や早産になってしまった場合、何百万~千万単位で請求されるケースがあるらしいです。
私は「妊娠中に旅行に行けばよかった…」という後悔と、「旅行に行かなければこの子の命は助かったのかな…」という後悔を天秤にかけて考えたときに、もちろん命には代えられない!!と思いました。
子供が生まれたら、確かに以前のようにバックパック背負って、安いLCCに乗って、狭くて汚い宿に泊まるなんて無理かもしれない。
でも、「子供が生まれたから●●ができなくなる」という考え方はなんだか嫌だし、子供がいたらまた違った旅の楽しみ方があるんじゃないかな?
だから、私は高リスクな妊娠中の海外旅行は「行かない」と決めました。
海外旅行は行かない!と決めた私ですが、国内旅行は何回か行けたのでその時の様子や注意点などを紹介します 。
- 時期はいつ頃がおすすめ?
妊娠初期はやはり急な体調の変化や、つわり、嘔吐なども考えられるのでお勧めはできません。
やはり安定期に入って(18週~28週)からが自分自身も体が楽なので旅を楽しめるのではないでしょうか。
私が宿泊ありの国内旅に行ったのは、安定期に入ってから妊娠18週でした。
妊娠後期に入るとおなかが重くなってきたり、腰が痛くなったりとマイナートラブルも増えていきます。
お仕事をされている方が産休にはいる妊娠32週だと、早産の可能性も増えるので危険かもしれません。
- 移動手段は?
自分が安心できる交通手段がいいかと思います。
私はまだつわりが収まらない時期にディズニーシーに日帰りで車で行ったことがあります(後半に体験談として書いています)
気分悪くなったら戻って休めるという安心感もあったし、動かずに座席を倒して寝ながら移動できたのでよかったです。
満員電車で座れずにずっと何時間も乗ることを考えると、つわりのひどい時期はにおいにも敏感だったので無理そうでした…私は。
しかし、車で移動する時の注意点は、長時間同じ体制になることと、車の揺れ。
妊娠初期は揺れがよくなかったりしますし、妊娠後期は大きなおなかが圧迫して血流が悪くなってしまうので、こまめに休憩を取りストレッチをしたり水分を取るようにしてください。
遠方への旅行は、新幹線や飛行機、車などの交通手段が考えられます。
飛行機は早く到着する反面、具合が悪くなった場合のことを考えるとすぐには下りられないし、気圧の関係や微量の放射線も気になりますよね。
妊娠中は搭乗するときに必ず何週目なのか聞かれます。各航空会社によって規定があるからです。
(国内線の場合)
● 出産予定日を含め8日以上28日以内の搭乗:診断書の提出が必要
● 出産予定日を含め7日以内の搭乗:診断書の提出と医師の同伴が必要
29日以上あれば診断書も特に不要とのことですが、詳しい規定や事前に受けられるサービスについては、各空港会社のホームページに掲載されているので、チェックしてみてください。
私は、妊娠18週の時にJALを利用しましたが優先搭乗だけでなく、座席へ座ろうと思ったらすでに枕とブランケットが置いてあり感動しました。
CAさんに体調は大丈夫でしょうか?と何度も声をかけてもらったり、あたたかいお心遣いをいただきました。さすがJAL!!
また、LCCのSKYMARKを妊娠20週で利用しましたが、その時は非常口付近の座席しか空いていなかったようで、非常時にお手伝いできない旨を伝えたら、ランクアップした座席に変えてくださいました。(これはたまたまなので悪しからず)
飛行機は心配もありますが、飛行時間も短いし、妊婦向けの心配りやサービスもあるので選択肢の一つに入れてみてもいいかもしれません。
ちなみに飛行機に乗るときに浴びてしまう微量の放射線のことですが、妊娠中も特に問題ないといわれていますが、妊娠超初期などの赤ちゃんの神経の発達に重要な時期は避けたほうが無難かもしれません。
私は妊娠わかってすぐの6週の頃に、年末年始の実家への帰省では飛行機は避けて、新幹線を利用しました。
新幹線は飛行機に比べて足元もゆったりしていますし、万が一具合が悪くなったら途中下車という方法もあります。
自分の体調と目的地への距離などいろいろと比較してみてください。
- 特に注意することは?
やはり事前にしっかりと無理のない交通手段を考えておくこと。
移動を楽に済ますために、もし荷物が多くなりそうな場合は宿泊先に送ってしまうのも手です。
そして万が一なにかあった時のために、旅先の一番近いであろう産婦人科を調べておき、電話番号を登録しておきましょう。
旅先に産婦人科がなかったり、何時間もかかってしまうようなら目的地を変更することも頭に入れておいたほうがいいです。
同行者に体調のことをしっかりと伝えておくことも大切です。
例えば、歩きすぎると疲れて吐き気がする、とか、こういう匂いがだめ、とか、これは食べられないとか、そのような自分の体調についてです。
これは助産師にも言われたのですが、母子手帳は肌身離さず持ち歩く!間違っても飛行機の預け荷物のほうに入れてしまわないでください。
あとは、主治医の先生と相談してくださいね。
私も実際、何度か国内旅は行きましたが、何事もなかったから今こうして言えるだけなので、あえてのマタ旅はおすすめしません。
突然キャンセルすることも頭に入れて、自己責任でマタ旅は行ってください。
・経験談
《妊娠初期》
私は妊娠13週くらい、まだつわりもおさまらない時期に日帰りディズニーランドへ行きました。ゲストアシスタンスカードというものを利用させてもらってのんびりと過ごしたのですが、それでも少ししんどくなってしまいました。
ゲストアシスタンスカードとは…
妊婦を含む、お手伝いが必要な障がいをもっている方や、小さな子ども連れなどは、待ち時間に列に並ばずにファストパスのような扱いをしてもらえるカードです。
事前に電話予約もできますが、当日に入り口のインフォメーションでももらえますし、各アトラクションのスタッフに行っても発行してもらえます。
これを見せると、例えばスタンバイ45分待ちのアトラクションだったら、45分後の時間をカードに書かれて、これをもってまた戻ってきてください。となります。
本来ならば列に並ばなければならないけれど、立ちっぱなしはキツイですのでどこかで休んでおくことができます。
しかし、この制度を悪用して、ファストパスと併用してアトラクションに乗りまくったり、妊婦のふりをしたりする人もいるようです。(母子手帳のチェックをするのかなと思ったけれど、何も確認されませんでした)
ディズニーのあたたかいおもてなしのサービスなので、悪用する人が増えて廃止になってしまうのは避けたいですよね。
蒸気船にのったときは、このカードを見せたら優先的に乗り場まで誘導してくださって、待ち時間なく乗れました!
歩いて入り口まで戻るのがつらかったので、蒸気船にすぐ乗れたので助かりました。
《妊娠中期》
安定期に入って妊娠20週に、飛行機で友達の結婚式へ参加したこともあります。
事前に医師と助産師に伝えたところ、同行者がいなかったので心配されましたが、できるだけ身軽に荷物などが多い場合は郵送してと言われました。
私は切迫などの心配もなく、20週にはつわりも落ち着き、体調は安定していたので大丈夫でしたが、一人での遠方への移動などは、事前に医師に相談するほうが良いです。
行きは一緒に結婚式に参列する予定の友人が、空港まで迎えに来てくれたので助かりました。
帰りは、空港に到着してからすぐにリムジンバスにのって、移動は極力歩かないように気を付けました。そして、最寄りのバス停まで夫が車で迎えに来てくれました。
事前に家族とも相談して無理のない範囲で行動できるように相談しておくと安心です。
ちなみに、引き出物などで荷物が増えたので、宅配便で自宅へ送りました。
引き出物が食器や、ビン類だとかなりの重量になるので、紙袋のままコンビニへ持ち込んで送ってしまいましょう!
《妊娠後期》
妊娠30週の時に、車で1泊2日の最後の夫婦2人旅に出かけました。
体調は落ち着いていましたが、ずっと同じ姿勢で座っていると腰が痛くなったりするのでこまめにコンビニなどに止まって休憩をはさみました。(片道2時間強)
目的はさくらんぼ狩りと、温泉付きのペンションに宿泊すること!
体重増加が気になる時期だったので、食事や甘いものを制限してたのですが、この旅行の時ばかりは開放して美味しいものをたくさん食べてリフレッシュ!のんびりと過ごしました!
- おすすめのマタ旅
私が実際にマタ旅に行って、これはよかったな~と思うのが「家族貸し切り風呂」がある温泉です。
一昔前は妊婦は温泉に入ってはいけないといわれていたそうですが、それは迷信だそうです。
ただ、足元が滑りやすかったり、のぼせやすいので注意は必要です。
温泉へ行くと何となく人の視線が気になってしまったり、滑ったらどうしよう…という不安もあったので、貸し切り風呂なは人目も気にならないし、夫と入れば何かあったときに助けてもらえるからです。
露天風呂付客室は豪華ですがやはりお高いので、私のお勧めはペンションです。
お風呂や温泉をウリにしていて、家族で貸切ることができるペンションは意外におおくあります。
ご夫婦だけでなく、産後のファミリー旅行にもいいかもしれませんね。
↓ ↓ マタニティープランがあるペンション宿↓ ↓
南阿蘇でプレママや子連れにやさしい★オーベルジュ「森のアトリエ」
↑ ご自宅の近くの宿をぜひ検索してみてください♪
ちなみに私はいつも国内は「じゃらん」か「楽天トラベル」で予約してポイントを貯めます!
じゃらんはリクルートポイントというPONTAやホットペッパーやホットペッパービューティーとも共通なのですぐにたまります!
さくらんぼ狩りも実はじゃらんで予約して、貯まっていたポイントとクーポン配布中だったので4000円のところ、半額の2000円で2人分楽しめました♪
桃狩りもポイントを使って2人で700円位で行ったことあります!
じゃらんは宿だけでなく、こういう遊びのほうも予約できるのでお勧めです♪
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それではむりのない範囲で、体調と主治医と相談しながらマタ旅を楽しんでくださいね~!